「だれでも持っている者は、与えられて豊かになり、持たない者は、 持っているものまでも取り上げられるのです」マタイ25:29

大変よく知られている例え話だが、聞いた事があるだろうか。「空を飛ぶ」「走る」「泳ぐ」「木登り」の訓練をする動物学校があった。うさぎは、走りは大変得意、しかし絶対に空を飛べないので、落ち込んだ。リスは木登りは得意だが、やはり空を飛べない。劣等感にさいなまれ、走りも自信が持てなくなった。

 

鷲は空を飛ぶ事が大得意、しかし他の事はうまく出来ず自分を責めていた。速く走ろうとして足を痛めてしまった。アヒルは水泳が得意、しかし空を飛べないので、うまく出来る鷲を羨み、自分はだめだと落ち込んでいた。これは、各々が全く違っているという事だ。 同じものが一つも無い。それぞれの個性と特性がある。それを他と比較し、他を羨み、そのようになろうとするなら、自分の賜物まで生かされず、自分を損ない終わってしまう。主は私たち一人一人を「違って」造られた。他と違っていて当然だ。

 

横と比較するのでなく、自分に与えられた賜物を見いだし、主のために用いて行く時、喜びと楽しみの中で、生き生きと生きて行ける。主から与えられた個性が100%開花されて行く。横を見て落ち込んでいないだろうか。比較する時、必ず落ち込む。

 

人を羨むのは、自分に最善を下さっている主を認めない事になる。無いものばかりを数えて、不満だろうか。与えられているものを感謝し、主に献げて用いて頂こう。心満たされ、喜びを増し加えて下さる。

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人と比べると落ち込むばかりだ。その後は苦い妬みの罪が待っている。与えられている恵みを主に感謝したい。主を喜び、今の自分を喜び、心を高くして歩もう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係