「彼らはあなたに叫び、彼らは助け出されました。彼らはあなたに信頼し、彼らは恥を見ませんでした」詩篇22:5

転居となったある人が、引っ越し先で、就職先を探し求めた。面接を受けるのだが、次々と不合格だった。落胆して、どっと不安に襲われる。又、次を受けるが、不合格が続いた。ひどく落ち込んだ。今の状況と今後の事を考えると、ただただ心が真っ暗になる。不安でいっぱいだ。資格も特に経験も無く、もう恐れと不安しか無かった。

 

必死に主にすがり祈った。もう祈りしかなく、涙ながらに祈りに祈った。そして主にすべてを委ねた。続けて受けて、次もだめだった時に、ふっと初めて違う見方ができた。これは主の閉じ開きであり、主が御心ではないので閉じられたのだと。御心の先が、必ず別にあるのだと。何と、心が平安に守られたのだ。

 

これまでの不安も恐れもなく、主の御手の中に今もあると思えた。この平安は祈りの答えだと、心から感謝した。そしてどうであろうと、必ず御心の職場を与えて下さると信じる事ができた。そして次に受けたのが、小さな会社で、社長自らも面接をしていた。

 

色々状況を聞かれ、小さな子供がいて、育てて行かなければならない事、どうしても職が必要な事、率直にありのままを答えた。すると社長が「ここで頑張りなさい」と、その場で採用になった。紛れもなく主から来た事であり、主が与えて下さった事に、大きな感謝と喜びに溢れた。

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主、以外に依り頼み、助けを求めるお方はいない。目の前の門が閉ざされると途方に暮れてしまうが、主は御霊を通して必ず励まして、最後まで助け出してくださる。祈りながら主の導きを待とう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係