「わたしの思いは、あなたがたの思いと異なり、わたしの道は、あなたがたの道と異なるからだ」イザヤ55:8

例え話を耳にした事があるだろうか。ある所で、豪雨のため川が氾濫、避難指示が出た。ある人が「神に愛されているから逃げない。神は必ず助けてくれる」と避難しなかった。だが水かさはどんどん増し、とうとう屋根に上るまでになった。そこにボートの救助隊が来た。

 

「早く乗れ!」彼は「神が助けてくれるから乗らない!」ボートは去って行った。いよいよギリギリとなった時に、ヘリコプターの救助隊が来た。しかし「神が助けてくれる!」と拒んだ。そして、彼は溺れ死んでしまった。彼は天国へ行き、神に激怒した。

 

「ずっとあなたを待っていたのに、助けてくれなかった!」神は言われた「わたしは、3度あなたを助けに行った。1度目は指示で、2度目はボートで、3度目はヘリコプターで。それなのにあなたはすべて拒否した」。彼の間違いは、神の救助の方法を、自分の思いで、決めつけていた事だった。

 

神は「助けて!」との祈りにちゃんと答えられた。しかし自分の思いが強いがため、受け取る事ができなかった。私たちも同様だ。神は、自由に御心を行われ、時には私たちの思い超えた、想定外の方法で答えられる。しかし自分の思いが強いと受け取れない。

 

目がさえぎられてしまい、主のみ思いが見えなくなってしまう。「自分を捨て」自分の思いを横に置いて、主の答えを見張っていよう。自分の思いとは違う形で来ているかも知れない。思いを超えた祝福に会う。

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主はとっくに答えを示されているのに、自分の思いとピッタリの返事が来るまで、いつまでも祈り続けてしまう。よく経験する。もう一度、自分の思いを捨て、主の豊かな備えを見つけよう。

 

 発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係