「信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神を求める者には報いてくださる方であることを、信じなければならないのです」ヘブル11:6

ある人が、急に多額の費用が必要になった。定収入があり、すぐ返せると、深く考えずに街の金融機関から借金をした。ところが大変な利息と、諸事情も重なり、返済できず、大ごとになってしまった。とうとう自分の手には負えなくなり、誰にも恥ずかしくて言えなかったが、牧師に話した。

 

主を頼らず、祈らず、軽率であった事を悔い改め、共に祈ってもらった。主は窮地の祈りに答え、奇跡をもって必要を与えて下さり、無事に返済できた。その事を通して、様々な事を教えられた。すぐに金融機関から安易に借金せずに、まず祈るべきであったこと。主は必ずふさわしい導きを与えて下さったであろうこと。

 

「あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げて下さる」との御言葉を、頭では知っていたが、自分は全く信じていない不信仰を知らされた。主が成し遂げて下さる事を、信じられないから、自分が動き、自分の判断、自分の思いで、つまり自力で行動したこと。主を信頼できていない、自分の現実の姿が見せられた。

 

非常に手痛い失敗であったが、感謝であった。この取り扱いを通し、主の大きなあわれみを経験して、どんな状況であれ、祈り、主に頼るなら、主は助けて下さると、信じられるようにされた。大きな一歩前進であった。どんな状況下でも、主は、私たちの内側を照らし、成長へと、手を取って導いて下さる。

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どうしてもすぐに結果が欲しく自分で動きたくなるが、主に祈りつつ委ねていこう。主に頼らず事を進めても平安がなく不安が続く。主を頼ろう。主が祈りに答えてくださる。

 

 発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係