「悪魔の誘惑に陥らないように祈れ」「身を慎んで祈れ」「悪魔に機会を与えるな」と御言葉は言う。悪魔は、絶えず私たちのスキを狙っている。スキがあれば自在に入り込める。カインはアベルへの怒りと妬みで、悪魔に機会を与えた。罪を治めよと警告されたのに、そうしなかったので、罪に飲み込まれ、アベルを殺害してしまった。
サウル王は、民のダビデへの人気を妬んで、悪魔に足場を与えた。罪にがんじがらめにされてしまい、ダビデ殺害のためにつけ回した。主に助けを求め、悔い改めて、罪から離れたならどんなに幸いだったろう。できない自分のまま主のもとへ行くなら、主は助けて下さる。サウルは肉に従い、主を求めなかった。
ダビデは、主を愛し、主によく仕えていたが、王になった時に、油断してしまった。水浴びするバテシバを見て、悪魔に機会を与えた。誘惑が来た時に、主を仰ぎ、主に叫べば良かったが、そうせずに負けてしまった。そうでなくバテシバを連れて来させ、罪を犯してしまった。ダビデはその後、どんなに苦しくつらい日々となったろう。
サタンは巧妙に、私たちの欲のある所につけ込んで来る。私たちの内側をすべて見ていて、どこを揺さぶればよいかを熟知している。弱い所に的確に攻撃して来るので、やられてしまう。サタンがいつも来ている場所がわかるはずだ。そこの所を祈りで武装していよう。祈っているなら、誘惑が来た時に気づける。そして主のもとへ飛んで行ける。
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サタンの射しこむ誘惑に簡単に乗ってしまう。繰り返し負けている弱い所をまず認めたい。自分に勝てる力はないから主に頼れる。へりくだり目を覚まし主に頼ろう。