「イエスは、モーセおよびすべての預言者から始めて、聖書全体の中で、ご自分について書いてある事がらを彼らに解き明かされた」 ルカ24:27

二人の弟子が、主が十字架で死んでしまったので、なすすべなく郷里に引き揚げる。主がローマ帝国をくつがえし、地上に王国を建てると信じていた。それがことごとく破れ、十字架での無残な最期が余りにもリアルで、よみがえりなど、荒唐無稽な事を信じる事が出来ない。

 

挫折感と失望落胆、絶望で、「暗い顔つき」で郷里へ向かっていた。突然、そんな彼らのかたわらを歩く人が現れた。その人は彼らに語りかけ、彼らの話を聞き、心の内を吐露させて下さった。その後、聖書の話をし、御言葉を解き明かされた。耳を傾けて行く内に、彼らの心が変えられた。

 

絶望に沈んだ暗い心に、灯がともり、それが赤々と燃えて来たのだ。心がいやされて行った。主は弟子の信仰を回復させるために、御言葉を語られた。「信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによる」「わたしがあなたがたに話したことばは、霊であり、またいのちです」御言葉により、彼らに信仰がよみがえった。

 

その人に無理やり宿泊を願い、家に招いた。その人がパンを裂いて、渡された時に、彼らの目が開かれた。目が開かれた時に、道中、心が内に赤々と燃えていた事に気づいた。主が目を開いて下さる時、不信仰と絶望からよみがえった。

 

今、試練の中で、心が沈み、主が見えなくなっているだろうか。そんな私たちのかたわらに主がおられる。主の言葉に、心の耳を傾けよう。必ず心が内に燃えて来る。

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暗い顔つきで心が沈むような時、御言葉に向かおう。主の御約束にことごとく支えられている。すぐにはわからない鈍い者だが心は、だんだんと燃えてくる。

 

 発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係