「『エフライムにアラムがとどまった』・・ダビデの家に告げられた。すると、王の心も民の心も、林の木々が風で揺らぐように動揺した」イザヤ7:2

ユダのアハズ王の時代に、アッシリヤの脅威があった。アラムと北王国イスラエルは、アハズ王が同盟を拒んだため、ユダに攻撃をしかけようとした。この時に、アハズ王とユダの民は「王の心も民の心も、林の木々が風で揺らぐように動揺した」。打ち震え、恐れ、大きく揺さぶられた。

 

しかし、イザヤは主から言葉を受けた。アハブに会い、彼に言うようにと。「気をつけて静かにしていなさい。恐れてはなりません。これら二つの木切れの煙る燃えさし・・に、心を弱らせてはなりません」「それは起こらないし、有り得ない」。主を信じているようにと。

 

しかしアハズ王は、主に頼らず、アッシリヤに頼り、援助を求めに走る。アラムも北王国もアッシリヤによって滅ぼされる事になるが、ユダも滅亡への道をたどる事になる。私たちの日常はどうだろう。突如の想定外の事態が起きた時、どうだろう。木々が揺らぐように動し、恐れ、おじ惑うだろうか。アハズのようにパニックになり、肉の知恵、方策に頼り、方向違いに向かうだろうか。

 

今、動揺する事態が目の前にあるだろうか。主はこう言われる。「気をつけて、静かにしていなさい。恐れてはなりません。この事態に心を弱らせてはなりません」恐れないで、神を信ぜよ。まず慌てないで、静かにすることだと。主が進むべき道を、御心を示し、力強く導いて下さる。主を信頼していよう。 

--------------

祈りつつも恐れや不安に支配されている間は、冷静に主の導きを待てない。「気をつけて、静かにしていなさい」の主の御言葉をしっかりと握って、主に平安を祈ろう。主を待ち望もう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係