「・・神がすべてのことを働かせて、益としてくださることを、私たちは知っています」ローマ8:28

私たちは様々な試練を通るが、時に、人から故意の悪意を受ける事もあるかも知れない。ヨセフがそうだった。兄たちの妬みによりエジプトへ売られた。ダビデは、サウルに執ように妬まれ命まで狙われた。主イエスも祭司長やパリサイ人達に妬まれた。私達も職場や学校で、人の妬みを受ける事があるかも知れない。

 

妬みゆえのいじめや、攻撃を受ける事もあるだろう。人の悪意により、苦しい事態に陥る事になる。何でこんな事が・・と人間的に見るなら、理不尽な苦しみだ。窮地に立たされ、思い悩む。しかし信仰の目は状況でなく、そこに神を仰ぎ見る。神を見て、事態を見る。 

 

「主には無駄なものは一つもない」「主は最善の事しかされない」「万事益となる」そこに堅く立ち、どこまでも主を信じて行く。肉の目には、最善などと、到底思えないし、目の前真っ暗で、道が閉ざされたかに見える。しかし全能の主は、必ず道を開いて下さる。人の悪意すら、益と、祝福と変え、最善をされる。

 

ヨセフは波瀾万丈であり、様々な苦しみを通ったが、結果的に、飢饉から一族の命を救うために、先にエジプトに遣わされたと知った。そして信仰の目で、振り返った時に、「私をここに遣わしたのは、あなたがたではなく、実に、神」と言った。

 

つまり、兄たちは妬みにより、ヨセフを隊商に売ったが、神に焦点を当てて見るなら、実は、遣わしたのは神だと。そして兄たちは、ヨセフに悪を計ったが、神はそれを、良い事のための計らいとされたと。

 

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もし、誰かが悪意で、故意に傷つけようと、やって来たとしても、主は、それをも、私のために、働かせて益とし、良い事にすると。主を信じていよう。どのように良い事にして下さるのか、期待を持って、待ち望んでいよう。

 

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発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係