「・・戦車と騎兵は非常におびただしかったではありませんか。しかし、あなたが主に拠り頼んだとき、主は彼らをあなたの手に渡されたのです」Ⅱ歴代16:8

アサ王は最初はよく主に従った。偶像を除き去り、主の祭壇を新しくした。アサ王の心は主と一つであった。しかし、アサとイスラエル王バシャとの間に戦いがあり、バシャによりラマという所が奪われた。包囲状態となり、その時にアサ王は、主に拠り頼まず、アラム王ベン・ハダデに同盟を求めた。

 

前回、クシュ人が100万の軍勢と100万の戦車で攻めて来た時には、主に拠り頼み、主によりクシュ人に勝利を経験したにかかわらず、今回は主ではなく、財宝を提供してアラムに頼った。ベン・ハダデは町々を打ち、ラマを打ち取り、ユダ側に要塞を作った。

 

戦いは勝利し大成功だった。しかし、預言者ハナニは「あなたは愚かなことをした。今から、数々の戦いに巻き込まれる」と告げた。主は間違っている時に、人を遣わし警告される。表面的に見れば、大成功したが、主の御心からはそれていた。

 

私たちも外側、うまく行っているからOKではない。主の御心かどうかが最も大切だ。それからアサは重病になった。だが彼は「主を求めないで、医者を求めた」とある。そして死んでしまった。的はずれな方向にそれて行った。罪を悔い改めないなら、どんどんはずれて行く。

 

私たちも、危機的状況が来た時、主ではなく、自分の力と知恵に、又、人に頼っていないだろうか。誰しも、目に見えるものに頼る弱さがある。見えるものは大きな影響力がある。だが拠り頼むべきは、主だ。必ず導きを与え、助けて下さる。

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表面は上手くいっていても主の御心と一致していなければ、心は主から離れている。主の警告に気づければ幸いだ。悔い改め主から離れずにいよう。

 

    発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係