「私は、貧しさの中にいる道も知っており、豊かさの中にいる道も知っています・・あらゆる境遇に対処する秘訣を心得ています」 ピリピ4:12

主は、「満ち足りる心を伴う敬虔こそ、大きな利益を受ける道」だと言われる。真の満足は、心の内側から来るもので、外側からではないと。必要は与えられているのに、更に「あれが、これが欲しい」「もっと欲しい」幾ら所有しても、更に欲しい、これは「貪欲」だ。貪欲は心の問題で、それは際限がない。

 

持っても、持っても、更に欲しい。所有すればするほど、心が囚われ、心が渇く。これで良いとの満足が無い。「満ち足りる心」とは感謝する事から来る。「すべての事について感謝せよ」「あふれるばかりに感謝せよ」、これが秘訣だ。今、与えられているものは、すべて主からであり、感謝して行く時、貪欲の罪から守られる。

 

そして比較から来る競争心や妬みからも守られる。今、与えられている境遇を感謝する時、そこに妬みは無い。不満、妬みは、無いものを数える事から来る。「あれが無い、これが無い」と不満だらけになる。無いものを数えていないだろうか。与えられているものを数えて、感謝を献げて行こう。私たちが感謝する時、サタンは足場を失う。

 

パウロはどんな境遇でも、満足する事を「学んだ」と。自然にあるものでなく、学んで行ったと。様々な状況で、御霊に従いつつ、学んで身につけて行った。主に従い、主の取り扱いに身を委ねて行く中で、訓練され、練られ、学ばされ、身につけて行った。まず主から来ている今の境遇に感謝しよう。そうできるよう祈ろう。

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人の暮らしぶりや、持っている物が目の前に溢れている。満足することを学ばなければすぐに引きずられてしまう。豊かに備えられている恵みを数えよう。まだ気づかないでいる恵みを受け取ろう。

 

 発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係