「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます」マタイ11:28

現代はストレスの時代と言われているが、私たちも無意識にもストレスを受けているものだ。学生は勉強が、会社員は仕事が、職場での対人関係が、主婦は家事がストレスだろうか。又、悩みや困難を抱えると大きなストレスとなる。どうする事も出来ない悩みを抱える時、身体まで壊してしまう。

 

重荷に苦しむのは、重くて担いきれないからだ。対処できる荷なら、重荷とならない。人生で時にこの重荷を経験する。そのような中、主が、「すべて」「重荷を負っている人は」「わたしのところに来なさい」と言って下さるのは、何と良い知らせだろう。

 

「わたしがあなたを休ませてあげます」と。数え切れない人々が主のもとへ行き、その通りに休ませて頂いた。ある人が、突如の重い病の発覚。ショックで途方に暮れた。茫然自失で、どうして良いかわからない、なすすべの無い中、「わたしのところへ来なさい」との主の言葉に、祈りに持って行こうと、主のもとへ行った。

 

ポツリポツリと、暗い心の内を告げ、大きな不安や恐れを、あるがまま告げて行った。心を打ち明け、注ぎ出し、主に助けを求めて祈っていると、不思議に、あんなに押しつぶされそうだった心が、落ちついて来て、自分でも驚いた。そしてこの事を、主に明け渡して、すべてお委ねした。

 

主にすべて知って頂き、受け止めて頂いた事で、心が落ち着いた。そうしていると、色々な情報があちこちから寄せられ、良い医師と出会いがあり、治療の道筋が導かれて行った。共に負って下さる主と共に、治療に向き合える幸いに心から感謝した。

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主に委ねたつもりでも次々と新しい不安が来る。不安に心が安まらないと主は遠くに思えてしまうが、実は今こそ主と最も近い。傍にいて聞いてくださる主に、何度も訴え少しずつ重荷を渡していこう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係