「あなたがたが私から学び、受け、聞き、また見たことを実行しなさい。そうすれば、平和の神があなたがたとともにいてくださいます」ピリピ4:9

ある人の証しだ。職場の異動で、別の部署に移った時のことだった。最初は新しい仕事の対応に必死だったが、日を経て慣れて来ると、目が周囲にも向き、ふと一人の人が、自分に対して、冷ややかな態度である事に気づいた。何かトゲがあって、自分を良く思っていないようだ。

 

仕事上、色々と関わりがあるのだが、そっけない対応で、挨拶をしても、返してもらえなくなった。そして見ていると、他の人々には愛想良く接していて、自分にだけ無視状態だった。しかし自分はクリスチャン、挨拶が返らなくとも、こちらからは挨拶し続けていた。

 

何だか心がつらく、この事を、主のもとに祈りに持って行き、祈り続けていた。そんな祈りの中で、ある事に気づいた。自分はその分野の専門的知識があり、前の部署での知識もあり、皆が、自分の所へ聞きに来ていたが、それが面白く無かったのではないかと。

 

翌日、やはり無視されたが、主に示されていたので、彼女に感謝を伝えた。事実、最初に丁寧に教えてもらったので、今、自分は仕事が出来ている。教えてくれたのは彼女だったし、本当に感謝していたからだ。すると彼女の表情が一変し「いえいえ、そんな事ないのよ」と。

 

それ以来、わだかまりの無い関係になった。問題には、まず祈って、主の導きを待ち、示しに従う時、主が働いて下さるのだと、身をもって経験できた。

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主の恵みと正しさを信頼し、従っていく人生は何と感謝だろう。自分ではできない事も主が平和に解決してくださる。ただ主の委ね、導きに従おう。自分の心に主が平和をくださる。

 

 発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係