「人の心には多くの計画がある。しかし主のはかりごとだけが成る」 箴言19:21

計画を立てる事が悪いのではない。行き当たりばったりでなく、雨日のために備える事や、予定を立てて行動する事は必要だ。だが立てた計画がその通りに実現しない事も、しばしば経験する。順調に行っていた中、突然、目の前で道が閉ざされる事がある。自分はこの道へ行きたいのだが、主からの「ノー」を突き付けられる。

 

非常につらく思うが、入試や、就職試験や、進路、様々な事柄で経験する。それで、自分の願いとは違う方向へ向かう事になる。思いとは違うので、がっかりするかも知れない。しかし主には、綿密な計画がある。自分の願いが、主の御心とは違っていたので閉ざされた。

 

そこで腐らずに、主を見上げ、主が開かれた道に進む時、主の御心が成し遂げられて行く。ある女子は、念願の志望校が不合格だった。ひどく落ち込み、しかし主を見上げ、主に従い、二次の高校へ入学した。

 

だがそこでは必要とされ重んじられ、学級代表、生徒会長と活躍し、思ってもみなかった聖書研究の会を開く事ができた。教会へ繋がり救われる魂が起こされて行った。ある男性は医師を志し、卒業し、さあこれからという時に、重い病に倒れた。意気揚々と希望に溢れた中の、挫折だった。

 

失望落胆し、心は真っ暗になった。だが、主を仰ぎ、信仰により支えられた。数年間の闘病とリハビリも経て、とうとう復帰へと導かれた。ただただ主に感謝しか無かった。そして何よりも患者の気持ちを少しでも理解できる者にされた事に、心からの感謝が溢れた。

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順調に事が運んでいるとわからなかった事を主は教えてくださる。全ては主のご計画の中であり、主の導きの先に大きな祝福が備えられていたと。それは思いをはるかに超えた祝福だった。

 

 発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係