「これらのことが彼らに起こったのは、戒めのためであり、それが書かれたのは、世の終わりに臨んでいる私たちへの教訓とするためです」Ⅰコリント10:11

人は皆、必ず失敗をするものだ。どんなに注意していても、人間である限りミスしてしまう。完全無欠ではないからだ。あなたも、自分がまさかと、信じられない失敗をした事があるだろう。大切な事は、罪は悔い改め、赦しを受け取ることだ。そしてその後は、落ち込むのではなく、その失敗から「学ぶ」事だと。

 

何度転んでも、また立ち上がって、再び、主に従って行くことだ。幸せな結婚生活は、夫婦の互いの努力の上に成り立つ。自己中心を捨てて行く歩みだ。夫婦間の努力なしに築けない。双方で建て上げて行く努力が大切だ。又、友人関係も同様だ。互いに従い合い、思いやり合い、自分を捨て、日々学び、築き上げて行くべきだ。

 

ペテロは人生で大失敗をした。自分だけは大丈夫、命をかけても主に従うという決心が、試みの前に、もろくも崩れ去った。呪ってまで主を裏切ってしまった。しかし見事に回復され、主の証人とされ、後に殉教した。ダビデも大きな失敗をした。しかし人生が終わったのではなかった。

 

ダビデも罪赦され、回復させられた。私たちも皆、信仰が試される。時に失敗してしまう。しかし失敗で落胆し、絶望する必要はない。どんな状態であれ、やり直す事ができる。そのための主の十字架だ。悔い改めてそこから学ぼう。

 

主がペテロにしたと同様に、あなたを再び建て直し、人々のために、砕かれた者を豊かに用いられる。いつも恵みは十分だ。失敗を通して、自分の知恵や力で歩む愚かさを思い知り、主に拠り頼む者と変えられて行く。

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何度も失敗しその度に悔い改め、主の恵みをさらに深く体験していく。自分を頼りに突っ走りそうになるとき、立ち止まる知恵も与えられた。主を仰ぎ、主に明け渡せるよう少しずつ変えられていく。

 

 発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係