「悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身に着けなさい」エペソ6:11

ある人が証しした。知人に夫婦で教会に誘われ、その礼拝で夫婦共に主を信じ救われた。大きな恵みだった。御言葉を学び、教会での交わりは大変楽しく、喜びに溢れ、充実した時を過ごしていた。そんな時、夫に他社からの誘いが来たのだ。夫は専門知識を持ち、その分野で高い能力があった。

 

高収入の上に才能を認められ、フルに発揮できる場が大きな魅力だった。牧師に相談し祈ってもらった。その結果、牧師は反対だった。教会生活が大変祝福されていて、今は動かずに、ここで信仰の土台が築かれるのが良いと。だが、したい仕事が自由に出来る魅力に負けてしまった。遠方に引っ越した。

 

すると妻は教会に馴染めず、行かなくなってしまい、夫も仕事は高度でハードだった。残業も多く、心身疲へいして行った。「主はあわれみ深く、情け深い神」の通り、後に立ち返れた。あの時は、牧師の導きを受け、自分たちも、その選択がベストと心では思っていた。しかしサタンの誘惑に負けてしまったと。

 

平安の全く無い日々だった。どんな時にも主のあわれみは尽きず、失敗を赦して下さり、もう一度立たせて下さる。しかしもし歩みにおいて、うすうす主の御心がわかっているなら、サタンの誘惑を拒否し、御霊の示しに従おう。そう出来るよう祈ろう。

 

サタンの誘惑は実に巧妙だ。御心をそらせるように、弱いところを突いて来る。祈りは力だ。祈りにより、主を選び、御心を選べるよう、助けて下さる。

------------

巧妙に主の恵みと祝福を奪いに来るサタンの誘惑に警戒していよう。自分の欲望に合致しているので絶対に勝てない。御言葉を握り、立ち向かおう。サタンが奪いたいほどの祝福がそこにある。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係