「悪者には心の痛みが多い。しかし、主に信頼する者には、恵みが、 その人を取り囲む」詩篇32:10。

「恐れのある日に、私はあなたに信頼します」主に信頼する人は、悪い知らせを恐れず、その心はゆるがないともある。深夜の電話ベルに、もしや訃報か、悪い知らせかと、不安になった事があるだろうか。

 

ある時イスラエルが、ペリシテに打ち負かされ、神の箱が奪われ、祭司エリの二人の息子は死んだ。エリがそれを聞いた時、道のそばの席から仰向けに落ち、倒れて首を折って死んだ。悪い知らせを聞く時に、パニックになり、固まって、立っておれないかもしれない。

 

だがヨブは、全財産を無くし、子供全員が死ぬという、これ以上無いほどの、悪い深刻な知らせを受けた時も、立っておれた。その心が主に堅く信頼していたからだった。私たちも悪い知らせを聞く時のために、心を備えておく事は大切だ。まず、主は愛して下さっている。それは独り子を賜うほどの愛だ。そこから動かないでいよう。

 

主は必ずこの事態も働かせて、益とされ、私たちのために最善をして下さると、心に定め、自分にメッセージしていよう。耐えられない試練は一つとして無く、脱出の道もある事を覚えよう。状況がどんなに嵐のように吹き荒れても、主に信頼する者を、この世のものではない「主の平安」で守って下さる。

 

決して不運なのではなく、すべての事は、主の支配の中で、完璧なご計画とプログラムの中である事を覚えよう。「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」との主を見て、今こそ信仰を働かせよう。状況でなく、状況を支配し、全主権を握っておられる、主を仰ぎ見ていよう。

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喜びにつけ悲しみにつけ思いは動揺し敏感に反応する。そこから何を見ていくかが問われる。主を仰ぎ、主の御言葉を握り、動揺に打ち勝っていこう。恐れのある日に、私はあなたに信頼します。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係