「王は私に言った。『では、あなたは何を願うのか』・・『私の先祖の墓のある町へ送って、それを再建させてください』」 ネヘミヤ2:4

ネヘミヤはハナニから、エルサレムの城壁が崩れ、門は火で焼かれ、悲惨な状態である事を聞いた。悲しみ、断食して主に祈った。へりくだり、まず罪を告白し、昼夜切に祈った。重荷が増す中、4ヶ月後、王の前に出た。悲しい顔つきに、王の方からネヘミヤに尋ねた。何か悲しみがあるに違いないと。ネヘミヤは率直に心の内を話した。すると王は「何を願うのか」と。王はネヘミヤの心の重荷を察した。そこでネヘミヤは、祈って王に答えた。ユダの地へ送って再建させて欲しいと。王は願いを聞き入れ、快く送り出してくれた。ここで学ぶ事ができる。

 

ネヘミヤは、まずエルサレムの現状を知った。そして行動するのでなく、まず祈った。私たちの信仰生活も同様だ。目の前の問題を知る事によって重荷が与えられる。まず現状を知らない限り、重荷の持ちようがない。実状を見る事が大切だ。

 

そしてそれを祈りに持って行く時、更に重荷が増し加えられる。ネヘミヤは重荷が増し、何かをしたいと思った。その願いは答えられ、主により環境が、次々と開かれて行き、すべての必要が備えられた。私たちもまず破れを正しく認識するところから重荷が生じ、祈りにより、更にその重荷が深められる。

 

そして具体的に行動するように導かれる。ネヘミヤは再建した。あなたにも主が再建のために、見せておられる重荷があるだろうか。まず祈ろう。主はなすべき事を示し、導いて下さる。あなたを主のご計画のために用いて下さる。

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どこか漠然とした不安の中で祈ることが多いが、表面のことだけで判断し、そのうち失望して諦めてしまわないだろうか。現状を確認し、主が見せてくださる的に近づいて行こう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係