「まことに、あなたのさとしは私の喜び、私の相談相手です」 詩篇119:24

初めての所で、道に迷った事があるだろうか。方向がわからず、どこへ進めば良いかわからない。地元の人か、交番で聞くか、スマホだろうか。又、停電で、暗闇の経験があるだろうか。真っ暗闇の中で、ロウソクや懐中電灯があると安堵する。飛行機や船の航行ではどうだろう。嵐で視界に何も見えない時、計器、羅針盤で正しい方向に進める。

 

これらが信仰生活においては御言葉だ。どこに進むべきか、選択はどうすべきか、御言葉が方向を示し指針を与えてくれる。又、苦境の時に何をすべきかを教えてくれる。経済的、仕事上、対人関係の苦境、そんな時に、御言葉は、道を示し、励ましと慰めを与え、平安へと導いてくれる。

 

ある人が会社の倒産で、失職し、次の職探しをするが、なかなか無い。貯えも段々底をつき、不安と思い煩いに襲われる。この苦境に「御言葉を下さい」と必死に祈り求めた。すると「すべての事について感謝しなさい」「あふれるばかりに感謝しなさい」との言葉が与えられた。

 

それで御言葉の通りに、「倒産と失業を感謝します。まだ職が無い事を感謝します。貯えが無い事を感謝します」と祈った。するとその時に不思議が起きて、心にすうーと平安が広がった。あんなに不安と恐れでいっぱいだったのに、奇跡だった。状況は同じだが、心が変えられた。

 

次に「求めよ・・捜せ・・そうすれば見つかる」に従って、与えられると信じて、平安の中で、職捜しができた。絶対に与えられると思えたのがみわざだった。そして良い仕事が与えられて感謝した。

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不安な時、次々に思い煩いに襲われる時、聖書を開いて御言葉に向き合うと内側から新しい思いが生まれてくる。下を向いている心が主に向く。御霊を宿す者の幸いだ。今日の一歩が導かれていく。 

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係