「神は、ノアと箱舟の中に彼といっしょにいたすべての獣やすべての家畜とを心に留めておられた」創世記8:1

ノアは、主から箱舟を作るよう命令を受け、その通りに従った。だが見渡す限りの晴天、雨など降りそうにない。ましてや洪水など誰が信じられよう。しかしノアは見える所や自分の思い、感覚、感情でなく、主の言葉を真実とし、主の言葉に従った。寸法も設計も自分の思いや感覚でなく、「すべて主の命じられたとおりにした」。

 

箱舟が完成した時も、自分で入るのでなく、主から「あなたとあなたの全家族とは箱舟に入りなさい」との言葉によった。すべてにおいて、主の言葉に従った。雨は4040夜降り続き、その後も150日間、5ヶ月間、水が増え続けた。その後、水が引き始め、大雨が止んだ。

 

アララテ山上に箱舟はとどまり、2ヶ月半後に、山々の頂きが現れた。ハトを放っては様子を見、結局山上でなお7ケ月待った後、地は乾いた。その時、主は家族と一緒に箱舟から出るよう命じられた。ノアは箱舟を作るのも、箱舟に入るのも、出るのも、すべて主の言葉によった。

 

水かさが増し続けた5ヶ月、雨が止んだ後7ヶ月、ずっと箱舟の中だった。どんな思いだったろう。しかし、主は「ノアと、すべての獣や、すべての家畜とを心に留めておられた」。主が心に留めて下さっているなら、それがすべてだ。私たちにも同様にして下さっている。

 

先が全く見えない、試練の中で、主は、あなたを心に留めておられる。それで十分だ。主は必ず最善をして下さるからだ。そこを信じ、試練の中で、主の言葉に従って行こう。

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主の御言葉を信じて素直に従っていく信仰生活はなんと幸いだろう。主の最善を信じていても目の前の暗闇に影響されてしまう。不安や恐れを祈りつつ祈りつつ、幼子のように主に従っていこう。

 

 発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係