「あなたの舌に悪口を言わせず、くちびるに欺きを語らせるな」詩篇34:13

対人関係において、言葉は重要だ。言葉は、人を殺すことも、又、いやす事もできる。人を剣で刺すと同様に、人の心を刺して傷つけてしまう。人から傷つく言葉を言われるが、又、自分も人を傷つける言葉を発して、ひどく後悔する。人をいやす言葉を語れたら、どんなに幸いだろう。

 

「心に満ちていることを口が話す」とあり、言葉以前に心が問題だと言っている。憎しみに満ちていれば、必ず言葉にトゲが出てしまい、愛があれば、いやす言葉となって出て来る。まず、心がどうだろう。御霊に導かれ、支配されるよう祈ろう。

 

言葉を発する時に、覚えるべき事がある。①それは真実か。憶測ではないか。人づてに聞いた単なる噂話だろうか。まず真実でなければ、嘘を広める事になる。そして真実だとしても、その場で語る必要があるかどうか。

②それはフェアだろうか。偏見は無いか。その場にいない人の事なら、その人は反論が出来ないのでフェアではない。 

③愛があるか。語る時に愛があるだろうか。愛が無ければ、うるさいだけのシンバルとなる。Ⅰコリント13:1

それは有益だろうか。人を励まし、慰め力づけ、人の徳を高めるだろうか。信仰的だろうか。「主よ。私の口に見張りを置き、私のくちびるの戸を守ってください」。

 

そして「愛をもって真理を語」れるよう祈っていよう。私の口が、人を慰め力づけ、主に賛美と感謝を献げるために、用いられるように。

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「あらゆるむだなことばについて、さばきの日には言い開きをしなければならない」とあり、普段、何も考えずにしゃべっている言葉について、今一度振り返り、御霊の導きを求めよう。くちびるの戸を守られるよう祈っていよう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係