「・・私のことばによらなければ、ここ二、三年の間は露も雨も降らないであろう。それから、彼に次のような主のことばがあった」 Ⅰ列王17:1

エリヤは主に命じられ、アハブ王に、2,3年雨が降らない事を告げた。悪王であり、その場で打ち首も有り得て、勇気が要った事だろう。しかしエリヤは従った。その後、主はエリヤにケリテ川のほとりに行くように告げられた。アハブから、かくまうためだった。

 

エリヤは、主の言葉の通りにした。目の前のなすべき一歩を主は確実に示され、エリヤはその通りに従った。だが、烏に養わせると言われるが、常識では有り得ない。食物など運ぶどころか、貪欲な烏の餌になってしまう。主ご自身がエリヤを養うという事だった。

 

日照りで、日増しに涸れる川、どんなに心細い事だろう。エリヤは、主ご自身に拠り頼む訓練とされた。「ケリテ川」と指示されて、他に移る事もできない。水は涸れて来て、このままここにいては命にかかわる。しかしエリヤは自分の思いでは動かず、主を信頼し、次の指示を待った。

 

「すると、彼に次のような主のことばがあった」「シドンのツァレハテに行き・・」必ず、主から次の導きが臨む。主に拠り頼み、従おうとする時、進むべき一歩が必ず示される。その一歩に従うなら、また次の一歩が示され、展開して行く。主の素晴らしいみわざを経験して行く事になる。

 

今、目の前に一歩を示されているだろうか。先は見えずとも、目の前のその示しに従おう。従った時に、次の一歩が明らかにされる。従う事が難しければ、そう出来るように助けを求めて祈ろう。

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本当にこの道で良いのだろうかと御心を信じていても先がわからないと心細い。でも一歩は目の前にある。先を導いてくださる主を信じ一歩を踏み出せるよう祈ろう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係