「また、みことばを実行する人になりなさい。自分を欺いて、ただ 聞くだけの者であってはいけません」ヤコブ1:22

ある人が、職場で難題に直面していた。仕事の新企画が暗礁に乗り上げ、行き詰まっていた。又、対人関係もこじれていて、悩みであった。心は重苦しく、状況はせっぱ詰まっていた。身動きとれず、主のもとに行った。心の内を告げながら、祈っていた。

 

すると、「わたしを呼べ」「絶えず祈れ」「何も思い煩わず・・告げよ」「求めよ・・与えられる」と示され、、「祈れ」が、御心だとわかった。実は重労働の中、心身消耗し、日々の忙しさに流され、祈りの時が全く持てていなかった。主との交わりが途絶えていた事を気づかされた。

 

とにかく示された御心に従おうと決心し、その日から実行し始めた。少しの時間だが、朝にデボーションを持ち、夜寝る前にも少しだが、祈りの時を持った。続けていると、「自分が」「自分が」と自分が前に立ち、自分の力で進めていた事、そのためすべてが、自分の肩にかり、重圧に苦しんでいた事、主が全く飛んでいた事に気づかされた。

 

この行き詰まり、挫折が無ければ、更に主と離れた方向に拍車がかかっていた事だろう。肉の頑張りを認め、主に委ねることができた。その時、すう~と平安になり、重荷が、自分の手から主の手に移ったと思えた。

 

重圧に代えて安堵が来た。そんな中、一つのプランが思いに与えられ、突破口が見つかり、軌道に乗り出した。そして対人関係も解決の糸口が見えた。御霊の示しに従う事の祝福を目の当たりに経験させられた。

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御言葉を自分の事として聞きいていきたい。自分の事として行わなければ日々の信仰生活は成り立たない。行き詰まりは感謝だ。今の立ち位置がわかり、また歩みだせる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係