「・・ご自分の御子をさえ惜しまずに死に渡された方が、どうして、 御子といっしょにすべてのものを、私たちに恵んでくださらないことがありましょう」ローマ8:32

ある人の会社が、突如の倒産となった。給料も滞っていた中、途方に暮れた。月の様々な支払いはどうすればよいのか。貯えはほとんど無い状態だ。「神様!」と見上げた時に「わたしは決してあなたを離れず、またあなたを捨てない」との言葉が心に臨んだ。主の語りかけで、励ましだった。

 

不安と恐れでいっぱいの心に、ポッと灯がともったようだった。主を近く感じ、嬉しかった。更に祈りを重ねる中で、主がおられるから、大丈夫だと思えた。不安な心が主のゆえに、落ち着きを取り戻せた。そして一つ一つの御言葉により、大変励まされた。今、主が共におられる。愛して下さっている。

 

主にはしようとしておられる事がある。ご計画がある。災いではなく、平安と将来と希望のための出来事だ。万事益とされる。この事態も必ず益と結果して行く。続けて祈っていると、不思議が起きた。以前、大変親しい親戚の結婚の必要ために、その時、使わないお金を用立てていた。やっと用意できたのでと、感謝と共に返済されて来たのだ。

 

まとまったお金だったので、すべての支払いが滞りなくできて、当座の必要もまかなえた。祈りの答えに驚き、主に心から感謝した。その後しばらくして、次の職が与えられた。突然の困窮の事態が、かえって主を知る恵みの機会とされた。私たちも様々な事が起きるが、目の前の出来事には意味があり、ご計画があり、万事益とされる、決して見放される事はない。信頼を向けよう。

------------

御子をさえ惜しまずに与えてくださった方が、他のものを惜しまれるだろうか。不安の中では最悪を考えてしまうが、必ず主は最善を与えてくださる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係