「神である主はこう仰せられる。『そのことは起こらないし、ありえない』」イザヤ7:7

ユダのアハズ王の時、アッシリヤの脅威があり、アラムと北王国イスラエルはアハズ王が同盟を拒んだため、ユダに攻撃をしかけようとした。この時、アハズ王とユダの民は「王の心も民の心も、林の木々が風で揺らぐように動揺した」。この攻撃に、恐れおののいた。

 

しかし、イザヤは主から言葉を受け、「恐れるな、静かに主に頼るように、それは起こらない、落ち着いているように」と語った。これら二つアラムと北王国は燃える燃えかすだと。だが、アハズ王は主を仰ぎ、主に信頼するのではなく、何と、アッシリヤの援助を求めに走る。するとアラムも北王国もアッシリヤによって滅ぼされる事になるのだが、ユダも滅亡への道をたどる事になる。

 

私たちの日々の歩みはどうだろう。木々が揺らぐように動揺するような、突如の事態が起きた時、どうだろう。アハズ王のようにパニックになり、主は飛んでしまって、自分の力、肉の知恵と方策に頼り、方向違いに走るだろうか。今、目の前に心が動揺するような事態があるだろうか。神の言葉はこうだ。「気をつけて、静かにしていなさい。恐れてはなりません。この事態に心を弱らせてはなりません」恐れないで、神を信ぜよと。

 

まず慌てないで、自分で何とかしようと動き回らないで、静かにせよと。とにかく自分の思いで、どうこうしないで、落ち着こう。主は導きの主だ。祈りの中で、主が進むべき道を、御心を必ず教えて下さる。その主が示された道に進もう。

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動揺しているからこそ、まず主に祈り、目前の環境から主へと目を向ける時を守ろう。直感や受けている印象で動いてしまうことから守られる。力強き主に頼ろう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係