「あしたの朝、主は、だれがご自分のものか、だれが聖なるものかをお示しになり、その者をご自分に近づけられる。主はご自分が選ぶ者をご自分に近づけられるのだ」民数記16:5

コラの反乱と言われているが、コラが共謀者たちと、イスラエル人250人と共に、モーセとアロンの権威に反逆した。全会衆は聖なる者なのに、なぜ集会の上に立つのか、分を越えていると。その時にモーセは彼らに対応でなく、まず主の御前にひれ伏し祈った。すると結果的に、主ご自身がこの反逆に決着をつけられた。

 

反逆者たちに「あなたがたの方が、分を越えている」と。地面が割れ、人々は飲み込まれ、主ご自身が裁きをつけられた。その後、主は明白なしるしを与えられた。12部族に1本ずつ杖を持たせ、主が選ぶ者の杖は芽を出すというものだった。するとアロンの杖が芽をふき、アーモンドの実を結んだ。主が民の不平と反抗をおさめられた。

 

私たちも割り与えられた分をわきまえる事は大切だ。なぜなら主が、与えられたものだからだ。各々に分がある。今の立場や役割は、主からのものだ。分を越えたのはコラや共謀者たちだった。周囲と比較し、羨望や自己憐憫は無いだろうか。妬みは憎しみへと増幅する。妬みから邪悪な行いへと向かう。

 

あなたを今の場に置かれたのは、主だ。「自分の領域を守らず、自分のおるべき所を捨てた」のが悪魔だ。主を認め、分をわきまえ、今の立場と役割を感謝し、そこで仕えよう。感謝して受け入れる時、主はその所であなたを祝福して、大いに用いられる。

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自分の思い通りにいかないと環境に不満が湧いてくるが、主によって与えられていると置かれた場所を受け取り直したい。主に与えられた領域を守ろう。そこに恵みが注がれる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係