「・・するとシュシャンの町は喜びの声にあふれた。ユダヤ人にとって、それは光と、喜びと、楽しみと、栄誉であった」 エステル8:15

主の大いなる奇跡により、ユダヤの民は、ハマンの民族絶滅という邪悪な策略から救われた。だが振り返る時に、パズルの一つ一つのピースがピタリと合わさって来る。ワシュティに代わりエステルが王妃になった事、王が最もエステルを愛した事、モルデカイがハマンの計略を知った事、モルデカイの王を救った功績が年代記に記されていた事、王が、特にその晩は眠れなかった事、そのためその年代記を読んだ事、王が栄誉を与えたいと思った事、その前に、エステルが、翌日もう一度王とハマンを宴会に招いた事、一つ一つの事柄とタイミングが見事に整えられ、完璧だ。まさに主のご計画そのものだ。

 

この主のプランに、エステルの主への従順があればこそ、奇跡が成し遂げられた。ユダヤ民族はハマンの皆殺し計略から救われ、喜びと感謝の声が溢れた。もしエステルが恐怖や不安で、モルデカイの申し入れを拒んでいたらどうだろう。だがエステルは「私は、死ななければならないのなら、死にます」と信仰による決意で、事を実行した。

 

私たちも主の御心に従順に応答する時に、素晴らしい奇跡と栄光が現される事を、ここで見せられる。今、目の前に、なすべき御心が示されていたなら、一歩踏み出せるよう祈ろう。ユダヤの民は全員殺害から救われた。私たちは、生死という大きな事ではないかもしれないが、私たちも又、主のみわざと栄光を拝する者とされる。

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従いますの姿勢で日々の信仰生活を送っていきたい。無意識に危ない事や面倒なことは避けてしまう。それが御霊の示しではなかっただろうか。御心に反応し応答したい。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係