「・・それは、あなたを苦しめて、あなたを試み、あなたがその命令を守るかどうか、あなたの心のうちにあるものを知るためであった」 申命記8:2 

学生たちは定期的な又、突発的なテストにより、その学課がマスター出来ているかどうかを試される。主もまた、私達の信仰をテストされる。このテストが試練だ。苦しめ、心の内にあるものをあらわにするためと言われている。試練により、苦しみの時に、普段から内にあるが、決して気づかない自分の心を知る。

 

隠れたプライドや虚栄心、貪欲、自己中心に気づく。これは順境の時には、決して気づけない。苦しみの荒野でなければ、圧迫がなければ、気づく事ができない。順境の時には現れる事のない、自らの心の底にあるものだ。この1年歩ませられた行程、試練の中で見せられた、普段は気づかない自分の姿、又、教えられた霊的教訓の一つ一つをしっかり覚えていよう。

 

「苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした・・それであなたのおきてを学びました」とあり、苦しみの中で、主のおきてを学べると。苦しみの中で、初めて自分の限界を知る。無力な自分の姿を見せられる。自分には到底不可能な事態に出会い、自分の知恵、力で歩めない事、自分が人生の主であり続ける事が出来ない事に直面する。

 

しかしその時に初めて、主との真の出会いを経験する。今まで頭でわかっていた事が、実際に経験として知ることになる。「あなたを苦しめ、試み、ついにはあなたをしあわせにするため」それは豊かな祝福となり、主との親しい個人的交わりを経験する。それは大きな喜びであり幸せだ。

 

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苦しみは好きではないが、振り返る時、苦しみから沢山の事を教えられ、学べて、大きな恵みとされて感謝でならない。

 

★この一年も御言葉を通してのお交わりに感謝します。有り難うございました。新年はスタッフの都合で7日より配信させて頂きます。

2023年も、更に豊かな主の祝福をお祈り致しております。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係