「主を恐れる者たちよ。主に信頼せよ。この方こそ、彼らの助け、 また盾である」詩篇115:11

深夜や未明に突然電話が鳴ると、もしや悪い知らせかと、不安になった事があるだろうか。イスラエルがペリシテに打ち破られた時、神の箱は奪われ、祭司エリの二人の息子が死んだ。エリがその知らせを受けた時、道のそばの席から仰向けに落ち、倒れて首を折って死んだ。悪い知らせを聞く時に、大きな衝撃を受け、パニックになり、倒れてしまう。

 

しかしヨブは、全財産を失い、子ども全員が死ぬという、これ以上無いほどの悪い知らせを聞いた時、立っておれた。なぜだろう。その心が主に堅く信頼していたからだった。主に揺るがない信頼を寄せている人は、悪い知らせを恐れないと、ある。私たちも悪い知らせを受ける時に、心備えをしておく事は大切だ。

 

まず独り子を賜うほどに、愛していて下さる事を信じよう。主は必ず目の前のこの事態も益として下さり、私たちにとって最善の事にして下さると、そこに心を定めよう。そして耐えられない試練は無く、脱出の道も備えられている事を覚えよう。

 

状況が大嵐であっても、主に信頼する者を、み翼の陰に守り、この世には無い「主の平安」で心を守って下さる。決して不運ではなく、すべての事は、主の主権と支配の中にあり、ご計画とプログラムの中である事を覚えよう。まず、恐れと不安、動揺、落ち込み、思い煩いの気持ちを、ありのまま主に告げよう。

 

ことごとくを吐き出して行こう。心が少しずつ落ち着いて来るから不思議だ。主が受け止めて下さるからだ。「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」と言って下さっている。状況から目を離し、状況を支配しておられる主を仰ぎ見よう。そのように助けを求めて祈ろう。

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試練は突然やって来るが、どんな時にも主を信頼し主を呼ぼう。肉の目はすぐに自分に出来るかどうかと考えてしまうが不安しか来ない。主に信頼しあわてることなく、まず主の平安を受けとろう。

 

  発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係