「そこで、蛇は言った。『あなたがたは決して死にません』」 創世記3:4

エデンの園でエバはサタンの誘惑に会ったが、それが非常に巧妙、狡猾だった。あなたにも、この誘惑が来ているだろうか。「ほんとうに?」との言葉だ。神が言われたのはいいが、「ほんとうに?」と。神と御言葉を頭から否定して来るなら、すぐわかるが、否定はせずに、一応認めた振りで、でも、それ「ほんとう?」と言われた時にどうだろう。

 

「え? 本当かな?」と、心が揺れるだろうか。「天国って本当にある?」「神は本当にいる?」「本当に愛してくれてるの?」「本当に必要は与えられる?」悪魔は狡猾だ。はなから、神を否定して来るなら、心をガードし、身構え、警戒しながら対応する。無神論者や共産主義者の言葉は、それなりに構えて聞く。

 

しかし、神はOKですよと認め、御言葉をも認めるので、油断してしまう。「でも、ほんとうかな?」というのは、悪魔の罠だ。ふっと考え始めると、心のスキに、どんどんサタンは説得して来て、ついには大胆にも全面否定して来る。「あなたがたは決して死にません」。エバに来た言葉だ。神の言葉と正反対だ。

 

正反対なのだから、わかりそうなのだが、悪魔に聞いて行ってしまうと、わからなくなる。これは悪魔のやり口だ。悪魔の説得に乗って行ってしまうと、気づかずに罪へと誘われてしまう。信仰により、御言葉の約束に立とうとすると、「本当に? そんなの実現するの?」「信じているだけで大丈夫なんて、本当に?」「そんな事、信じられない」「思えない」と誘って行く。

 

必要を満たす、と言われると「本当に? 無理」。進路を必ず導く、と言われると「本当に?」いつも信仰が揺れ動き、ぐらつく。自分が思っているのでなく、悪魔が吹き込んでいる。「本当?」との思いが来ているだろうか。疑いを差し挟んで来る悪魔の誘惑を覚えよう。祈っていよう。祈りが力だ。御霊が気づかせて下さる。

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サタンは狡猾に少しずつ近づき、そしてコントロールしてくる。不満や欲望を煽り、平安を奪われる。弱さを認めて朝から主に気づきを祈っていよう。御霊が気づかせてくださる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係