「恐れないで、ただ信じていなさい」マルコ5:36

ある人の証しだ。母親が、体調崩して倒れた。激しいめまいと嘔吐を繰り返し、病院へ連れて行こうとするが、本人はもう動けない状態だった。救急車を呼んで、病院に付き添った。どっと不安と恐れに襲われた。脳梗塞か、何か重大な病気では、生死に関わるのでは・・不安は不安を呼び、祈りつつ病院に到着。様々な検査の間も祈り、気持ちの動揺や、不安をそのまま主に告げながら、祈っていた。

 

一通りの検査を終えて、医師に呼ばれ、行くと、「大丈夫です。心配ありません。過労です。よく休めば回復します」と言われ、安堵し、肩の力が抜けた。なぜすべての不安が消えて、安堵できたのだろう。それは医師の言葉によった。医師の言葉を信じたからだった。言葉を信頼したから、安心が来た。救われてまだ浅かった頃の、印象深い出来事だった。

 

同様に主の言葉を信じる、御言葉を信頼して歩むという事について教えられた。御言葉を信じて歩む時に、平安が与えられる。苦しい状況の中でも、御言葉を握り、信じる時、心は落ち着いて来る。どんな苦しい中でも、御言葉に心を向け、集中して行く時、状況は変わらなくとも、心が変えられて行くことを経験する。

 

今、目の前に困難があるだろうか。「わたしは、世の終わりまでいつもあなたと共にいる。だから、「心を騒がせるな。神を信じ、またわたしを信ぜよ」「恐れるな。わたしを信じていなさい」と語られている。

 

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試みが来た時に、御言葉の力を身をもって知る。試練は、御言葉の力をもろに経験する時だ。不安や恐れのまっただ中で、御言葉を信じる時、平安になるから驚きだ。信じれないなら、まずその事を主に告げると導いて下さる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係