「大人数によるのであっても、小人数によるのであっても、主がお救いになるのに妨げとなるものは何もない。」Ⅰサムエル14:6

例えば戦いなら、兵士の数は勝敗に非常に大きく関わる。千と1万なら、1万人が有利に決まっている。戦いの常識であり、人数の多い方が勝つ。それが大人数、小人数は関係無いと言っている。又、詩編記者も、勝利は軍勢の多い事にはよらないと言う。常識がくつがえる事を言われると、戸惑い、いぶかる。常識で生きているからだ。

 

神の言葉と信仰と言いつつも、実際は常識や、既成概念や経験値は大きいだろうか。現実生活では、信仰は飛んで、目に見える計算で、軍勢の多い少ないで判断しているだろうか。つまり自分の力によることになる。頭で計算し、これなら自分の力の範囲内で行ける、これは無理と。そこに主と御言葉の入る余地がないだろうか。

 

だが、御言葉は勝利は兵の数にはよらず、主によると結論づける。主に信頼し、主の導きによって進むのであれば、常識はくつがえされる。そこに主が働かれるからだ。大きなみわざが現れる。兵の数、つまり自分の力や、障害や困難の大きさがどれほどであっても、それは問題でない。

 

物理的力ではなく、主の御心かどうかの問題だ。軍勢の数で、計算し、頭が動いているだろうか。又、もし主が共に行かれないなら、どんなに大軍勢であっても、敗北だ。救いは軍勢ではなく、主によるのだから。「見よ。主の目は主を恐れる者に注がれる。その恵みを待ち望む者に」。主を信頼する者に、恵みが注がれる。

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主の御心なら主の方法と主の時に必ず最善をしてくださる。目の前の状況に頭はフル回転してパニックになるが、主はそれも全て知っていてくださる。頭で考える前にまず主に祈ろう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係