「わたしはあなたがたに、こう言いましょう。人はその口にするあらゆるむだなことばについて、さばきの日には言い開きをしなければなりません。」マタイ12:36

「悪いことばをいっさい口から出してはいけません」とあるが、職場、学校、近隣・・人の集まる所、悪口と噂話だらけだろうか。罪の性質は、それらを好み、心地良い。「陰口をたたく者のことばおいしい食べ物のようだ。腹の奥に下って行く」とある通りだ。肉には、美味しい食べ物だと言っている。そうでなければ、これほど悪口が、まんえんする事はない。

 

「心に満ちていることを口が話す」とあり、口が話す前に、心に潜む思いが存在する。その心が問題だと。悪口の底に、隠れた妬みや張り合う心、敵対心が存在する。御霊に探って頂き、取り扱って頂こう。悔い改めよう。相手への妬みや憎しみが、相手を赦し、愛し、相手を祝福する思いに変えられるなら、どんなに平安なことだろう。

 

又、悪い言葉、不信仰な言葉は伝染する。カナン入りした斥候たち、カレブとヨシュア以外の10人は、肉の目に見えるところのみを告白した。攻め上れないと。民は自分たちより強く、自分たちはいなごのようだと。その不信仰な言葉は民にどんどん伝染し、大きな影響を与え、全会衆が恐れ、不信仰に陥った。

 

泣き明かし、エジプトに帰ろうと言い出した。しかし、目に見えないもう一つの現実があった。主に視点を置いて、御言葉に立ち、信仰の言葉が語れたなら、どんなによいだろう。それは他者を生かし建て上げる。心に満ちていることを口が話す。主との交わりにより、自分自身がまず主により満たされよう。その時、おのずと喜びの言葉が口から出て来る。

 

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口より以前に、心の問題だとあり、心が御霊に導かれるよう祈ろう。口先だけの言葉でなく、御霊に導かれて語る言葉は、必ず人を励まし、慰め、建て上げる。御霊の働きだ。自我、肉の言葉が出そうな時、主に呼ばわろう。守って下さる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係