「何も思い煩わないで・・あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます」ピ リピ4:6

しばしば悩まされるものに「思い煩い」があるが、どうだろう。あの事、この事、しなければならない事が、重荷となると、思い煩いになってしまう。又、将来の進路の事や果ては老後の事、健康や経済的な事。又、対人関係の事、あの人の一言、この人の態度、思い煩いになってしまう。

 

主は、悩みや思い煩いがあるなら、そのまま逐一、主のもとに持って来るように、ことごとくを告げるようにと。どうだろう。あの不安、この心配、気に病んでいるあの一言・・何もかも、余すところく、主のもとに行き、告げよう。そうすれば、つまり告げるなら、「人のすべての考えにまさる神の平安」が与えられると。

 

ある人が、様々な問題が次々と来て、もうどうにもならず、八方ふさがりで、心は暗く重く、胸が苦しくてたまらなかった。思い煩いでふさがれていた。御言葉に従い、一つ一つを具体的に、主のもとに持って行った。ハンナのように感情も吐き出し、募る憂いといら立ち、苦しみ、心の叫びを涙ながらに主に告げて、委ねて行った。

 

すると、何だか不思議だが、心が段々と落ち着いて来て、あの胸がふさがれ圧迫されるような苦しい思いは軽くなっていた。そして「神に知っていただきなさい」とあるが、一番には、神に知っていただいたと思った時に、心の重い鉛が取れて、平安になった。目の前のその悩みを主のもとに持って行こう。

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主は「何も思い煩うな」と言われている。「何も」「いっさい」心配するなと。その言葉と主が飛んでしまう途端、いっさいの重荷が自分の肩にかかる。その結果、心が重苦しく、暗くなり、平安が無くなってしまう。どんな小さな煩いも、主のもとに持って行こう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係