「身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、 ほえたけるししのように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、 歩き回っています」Ⅰペテロ5:8

罪は、真っ黒な、嫌な、苦いものに思えるが、そうではない。罪には一時の快楽があって、罪は楽しく、快く、甘いものだ。肉を喜ばせる。もし罪が苦い、不快なものであれば、こんなにも罪の問題は起こらない。苦いものになど誰も近寄らない。罪は心地良く、甘いからこそ、人は容易に罪に陥ってしまう。そこに悪魔の働きがあり、私たちを巧妙に誘惑し、惑わす。

 

エデンの園でエバに来た誘惑、「食べるのに良く、目に慕わしく、賢くする・・いかにも好ましい」の通り、罪を素晴らしい、魅力的な、麗しいものに見せて欺く。そして悪魔の言葉を受け入れて行くと、もう、言われる通りにしか見えなくなる。エバが、蛇の「決して死なない」「神のようになり、善悪を知るようになる」と、一つ一つの言葉を受け入れ、その目で見ると、その木は素晴らしく良いものに見えた。

 

行動に移る事は時間の問題だった。エバは禁じられたその実を取って食べた。悪魔は、罪を麗しい、素晴らしく魅力的なものに見せる。罪は快適なため、そして肉と合致しているため、欺かれていて気づかない。悪魔の策略だ。良いものと思い、何の問題もなく、うまく行っていると思ってしまう。

 

悪魔は、とにかく主から離そう離そうと、攻撃して来るので心していよう。悪魔に聞いてはならない。飲み込まれてしまう。拒否する事だ。誰しも、自分は大丈夫と思っている。罪を軽く見てはならない。はっきり拒否し、避け、退けよう。いつも狡猾な敵を覚え、祈っていよう。

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自分の力で抵抗できない事をいつも覚えていたい。誘惑が来たことにも気づけない弱い者だ。身を慎み、目を覚まし、狡猾なサタンに気づけるよういつも主に頼っていよう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係