「わが子よ。主の懲らしめを軽んじてはならない・・主はその愛する子を懲らしめ、受け入れるすべての子に、むちを加えられるからである」ヘブル12:5

ヤコブは、父と兄を欺いて祝福を奪い取り、兄は激怒した。ヤコブは、家におれなくなり、遠く伯父ラバンのもとへ逃げる。そこで暮らす中、娘のラケルを愛し、彼女のために7年の労働をラバンに申し出た。ラバンは承諾し、約束の7年も、ラケルへの愛ゆえに数日に思われた。ラバンは祝宴を開き、娘を与えた。

 

だがそれは姉のレアだった。ラバンにだまされたのだ。その衝撃と怒りで、ラバンに抗議すると、姉より先に妹を嫁がせる事はしない、あと7年働けばラケルを与えると。狡猾なラバンは、14年間の無料労働力を得た。ヤコブには非常につらく苦しい期間だった。「この20年間、娘たちのために14年、ラバンのために6年間仕えて来た。

 

昼は暑さに、夜は寒さに悩まされ、眠る事もできず」極めてきつい日々だったと。ラバンにだまされ苦しめられ、不当な扱いの歳月。しかし、主に無駄は無く、間違いも無い。これらすべて主の取り扱いであった。だまされた痛みに、自分が父と兄にした事を思ったろう。20年の労働も、主からの厳しい訓練だった。「主はその愛する者を懲らしめ」主は、愛するヤコブ見捨てず、放さず、しっかり握り、砕き、鍛錬された。

 

「あなたを守り、この地に連れ戻そう。約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない」。その通りに成就し、ヤコブは守られた。目の前の問題は苦しいが、主からの訓練と受け取ろう。耐えれない試練は無く、必ず守られ、その中で多くの事を学ばせられ、霊的祝福にあずかり、そして成長させられる。

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砕かれるのは痛いが、そこを通ることが最善だとの御父のご計画だ。かつては親の愛によって社会性を学ばされたように、主によって新しく生まれた者として、素直に霊的に成長していきたい。 

 

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係