「平和のきずなで結ばれて御霊の一致を熱心に保ちなさい」エペソ 4:3

「御霊の一致」を保つようにと言われている。これは人による、人間的な一致のことではない。好みが合うとか、価値観や考え方が合うとか、相性が良いとかではない。御霊によって与えられている一致だ。主を信じた一人一人に、御霊が内住されている。各々が、その御霊に従い、支配される事によって与えられる一致だ。

 

その一致が御霊により、すでに与えられているので、その一致を保つようにと。この世の会社や各種組織は、一致を作り出すためにあらゆる努力をする。社員旅行をし、懇親会を持ち、様々な企画をする。何とか一致を作ろうと懸命だ。だが教会は違う。すでに一致が与えられているので、なすべき事は、それを保つ事だと。

 

そして、それを妨げるのが肉だ。自己中心、自分の思いを主張し、自分の気持ちを第一にして行くなら、一致を壊し、分裂を引き起こして行く。各々が「自分は正しい」に立つ時に、起きるのは争いだ又、悪魔は巧妙に働いて、「自分の気持ちをわかってくれない」と感情的な亀裂を作り出す。そのため、まず自分の思い、自分の気持ちを明け渡して、主のみ心に従って行く時に、御霊の一致が保たれる。

 

フィラデルフィヤの教会で、兄弟愛が保たれていたのは、御言葉を重んじたからだ。「あなたには少しばかりの力があって、わたしのことばを守り」、教会が御言葉を土台とし、第一とする時、教会は愛と喜びと力があった。皆が、肉の思いを捨て、御言葉に従う時、一致が保たれて行く。もめ事がある時、自己主張等、自分の肉の思いはないか、よく心照らして頂こう。

 

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私たち一人一人に御霊の内住があり、各々がその内住の御霊に従う時に、御霊は一つなので、必ず一致がある。それを妨害し、一致を乱すのが、肉の思いなので、自らの肉の思いを退けよう。自己中心に気づけるよう、御霊に従えるよう祈ろう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係