「主を待ち望め。その道を守れ。そうすれば、主はあなたを高く上げて、地を受け継がせてくださる。」詩篇 37:34

信仰生活で、非常に難しい事の一つが「待つ」ことだ。生まれつきの性質では、すぐに結果が欲しい。願ったものをすぐに手に入れたい。今の時代は、ファーストフードがあり、自動販売機にお金を入れると即、飲物が出て来る。コンビニは24時営業で、欲しい時に手に入る。各自が携帯を持ち、個人同士で連絡も取れる。世界中リアルタイムでメールが行き交う。

 

便利な時代になり、すぐ欲しい物が持てるので、「待つ」事は非常に困難だ。信仰生活でも、すぐに行動したいし、すぐに見える結果が欲しい。しかし主は、主の御前に座し、静まり、じっくり祈り、御声を聞いて、歩めと言われる。忍耐が培われる。御言葉を求め、導きを求め、確信を得るには、じっと御声に耳を傾ける「時間」が必要だ。

 

そうでなければ、自分の思いと力で、自分の判断で、即、行動してしまい、必ず失敗してしまう。つまずいてしまう。肉の思いは、自分のしたいようにやりたい。しかしそれなら肉に従い、悪魔に従う事になってしまう。主の栄光どころか、逆に悪魔に用いられてしまう。あなたにも今、待ち望む事が、御心だろうか。悪魔は焦らせ、急かし、主はじっくりと導かれる。

 

焦りは悪魔の誘惑だ。肉の思いで動かないために、悪魔に欺かれないために、じっくり「主を待ち望め」、御声に耳を傾けよう。「その道を守れ」。必ず御声をかけ、御心の道へと導かれる。「高く上げて」下さる。それは平安で、間違いのない確かな道だ。

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肉はしたいようにすぐにやりたい。すぐに・・は要注意だ。動き出したいとき肉の要求に引っ張られていないか、よく祈る時にしたい。落ち着いて主の導きを待とう。

 

 発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係