「イスラエル人は海の真中のかわいた地を歩き、水は彼らのために、 右と左で壁となったのである。こうして、主はその日イスラエルを エジプトの手から救われた」出エジプト14:29

イスラエルの民は、モーセの導きのもとに、苦難のエジプトを出た。しかしパロは許可を与えた後、頑なになり、自らが軍勢を率い、えり抜きの戦車600とエジプトの全戦車を率い、民を追跡した。段々と追いつき、どんどん近づいた。民は、迫り来る軍勢に、非常に恐れて主に叫んだ。そしてモーセにかみついた。

 

なぜエジプトから連れ出したのか、荒野で死なせるためか、エジプトにいた方が良かったと。その時にモーセは、「しっかり立って、きょう、あなたがたのために行われる主の救いを見よ」と言った。「主があなたがたのために戦われる」と。その時に主はモーセに言われた。「なぜあなたはわたしに向かって叫ぶのか。イスラエル人に前進するように言え」と。

 

モーセは、ずっと叫び祈っていた。目に見えるところでは、前進するなら、海に溺れて死んでしまうではないか。しかし主の言葉に従い、見える所でなく、信仰によって前進しようとした時に、目の前で海が分かれた。従おうとする前ではなかった。そして皆が渡り終えた後、追跡の軍勢は海に飲み込まれてしまった。

 

その結果、民は、主がエジプトに行なわれた御力を見、主を恐れ、主とモーセを信じた。実際に従って行く時に、主の偉大な力を経験し、更に信じて行ける。主の栄光を拝する。今、一歩従うことを求められているだろうか。

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目の前に迫る問題に身はすくんでしまうが、信仰によって従った者だけにわかる主の栄光がある。前進せよとの主の御言葉に従おう。自分には出来ないが、主が救い出し通過させてくださる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係