「あなたのしようとすることを主にゆだねよ。そうすれば、あなたの計画はゆるがない。」箴言 16:3

ある人の証しだ。少年時代からの夢があり、その進路を目指し懸命に勉強して来た。だが不合格だった。大変なショックで、受け入れがたいつらいものだった。やるだけやって、合格を信じていただけに、落胆はひどいものだった。しかしそんな挫折の時に、友人に誘われ教会へ行った。

 

そこで聞く、み言葉が心に沁み入り、神の愛を初めて知り、目が開かれるようだった。心が非常に慰められ、主イエスを信じ救われた。そしてみ言葉の学びを進める中で、「あなたのために立てている計画」があると、自分の人生にも、主の「計画」がある事を知った。

 

嬉しくて、喜びが与えられ、新たな希望を持つ事ができた。そして今度は進路を主にゆだねて、自分の思いでなく、主の御心を求めた。すると、前とは別の道に導かれ、翌年、合格が与えられ、卒業時には資格を得る事ができた。仕事に就いて、時を経た時に、牧師になるよう召された。仕事を辞して神学校へ進んだ。

 

卒業後、結婚し、開拓伝道に従事した。経済的に非常に厳しかった。子どもが次々と生まれ、大変な苦境に立たされた。その時に何と、その資格が大いに役に立ち、収入を得る事ができた。振り返る時、、先をご存じである、すべて主のご計画の中だった。挫折により主に出会え、委ねると、新たな資格取得の道に導かれ、主の働きに召し出された。挫折の時から、主はすでにこのご計画を立てておられたと知った。

 

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主のみ思いは、人の思いと異なると言われている。明確に異なると言われるからには、よほど異なるということだ。しかしゆだねる時、信頼し、安心しておれる。違っても、思うより遥かに高い道であるから。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係