「身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたけるししのように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています」Ⅰペテロ5:8

悪魔は、獲物を捜し回る、腹をすかせたライオンだ。うの目たかの目で、獲物を狙っている。悪魔は、主の許可内で、ヨブに襲いかかった。全財産を奪い、子どもたちを奪い、又、ヨブの全身を腫れ物でおおった。悪魔は、ペテロを襲い、主を3度も否ませた。又、アナニヤとサッピラの献げ物で、聖霊を欺かせた。

 

彼らは持ち物を売り、全部に見せかけ、一部を献げた。献げても献げなくても自由であったのに、偽ったのだ。悪魔は、ダビデを誘惑し、バテシバとの姦淫とその夫ウリヤ殺害の罪を犯させた。悪魔は最初から人殺しであり、偽り者であり、真理がない者だ。「あらゆる獣のうちで、蛇が一番狡猾であった」、人間の知恵を超えたずる賢さ、悪知恵を持つ者だ。だまされないように祈っていよう。

 

悪魔は、自在に思いの「火矢」を人の心に吹き込む事ができる。心に湧き上がる思いを、よくよく見張っていよう。自分の思いでなく、悪魔からの思いだ。突然誰かへの憎しみ、敵対心が湧き起こる。ある種の邪悪な思いや、罪深い思いが浮かぶ。しかしそれは悪魔からの「火矢」であり、罪を犯したのではない。

 

悪魔の火矢を止める事は出来ないが、信仰の大盾で自分への被害は防ぐ事ができる。誘惑が来る事は避けられないが、受け入れず、同意せず、拒否する事だ。誘惑が来た時に、まず何よりも一番に「神様!」と助けを求めよう。守って下さる。

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目を覚ましているとは、弱さを覚えて主に祈り、備えている事ではないだろうか。心に湧き上がる苦い思いに、気づけば悪魔に同意している。気づいて神様と叫びたい。心に主の平和を保っていよう。 

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係