「アラムの王は、自分の配下の戦車隊長たち三十二人に命じて言った。『兵や将校とは戦うな。ただイスラエルの王を目ざして戦え。』 」Ⅰ列王22:31

イスラエル王アハブは、アラムからラモテ・ギルアデを取り返そうと、ユダ王ヨシャパテを誘った。ヨシャパテはアハブの誘いに乗り、主の言葉を聞くよう要請した。それでアハブは預言者400人を集め、伺いを立てると、上って行くようにと、皆、口を揃えて言った。だが預言者ミカヤだけは、正反対の預言をし、アハブ王が悪霊に惑わされている事、殺される事を告げた。

 

アハブとヨシャパテは、アラムと戦う事になり、アハブは、自分は助かろうとし、巧妙にもヨシャパテに王の服を着せ、自分は変装した。敵をだまし、ヨシャパテを追わせ、自分は逃げようとした。だがアラム王の命令は、イスラエル王アハブだけを狙えというものだった。

 

敵が、ヨシャパテをイスラエル王だと思い、戦おうとした時、ヨシャパテは瞬間、主に祈った。すると敵は引き返したのだった。まさに主の関与だ。そして一人の兵士が、何げなく放った矢が、何とアハブに命中し、彼は傷を負い死んだ。別に彼はアハブを狙って、殺そうとしたのではない。何げなく放ったものだ。主が働かれた。

 

ミカヤの預言が成就した。主の完全な主権と支配を見る。人がどう画策しようと、主の御心が成就する。厳粛な事だ。それゆえ、主に日々の生活も、人生も、自分自身もゆだねよう。明け渡して行く時、あなたへの最善のご計画を一つたがわず、成し遂げて下さる。そして、平安に守られる。

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いつも主に聞き、明け渡していなければ自分の強い思いで聞きたい言葉だけを聞いていく。そして惑わされる。全能の主の存在をいつも見つめていなければ危うい。主に明け渡そう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係