「わたしは、あなたがたに悟りを与え、行くべき道を教えよう。わたしはあなたがたに目を留めて、助言を与えよう」詩篇 32:8

信仰人生を送る中で、なかなか自分が変わらない、変えられて行かないなあと感じるだろうか。そこには、内側に強いものがあり、自我が砕かれていない事があると言われる。生まれつきの性質、肉は頑なで、強情であり、自分の思いをどこまでも通したい。思いの通りに生きたい。肉は、神に反抗する。

 

肉は、神に服従できない。「肉にある者は神を喜ばせることができません」。神はこの自我を砕こうとされ、様々な状況に私たちを置かれる。対人関係しかりだ。あえて、自分に批判的な人、又、どうしてもうまく行かない相手を置かれる。学校で、職場で、近隣で、経験するだろうか。

 

嫌な同僚や上司がいて、職場を変わるのだが、次の職場でも同じ事だ。嫌な相手はどこにでもいる。又、目の前に、どうにも出来ない状況が起きて来る。これらの時に、状況が悪い、相手が悪い、あれが悪い、これが悪いと、人を責め、環境のせいにし、言い訳に終始する。しかし苦しい、つらい状況は変わらない。

 

なおも状況を変えよう、相手を変えようと悪戦苦闘するが、状況も、相手も、自分自身も全く何も変わらない。むしろ状況は更に悪化して行く。その時、これは状況や相手でなく、もしや「自分の問題?」と気づいて行く。そこに気づくや、道が開かれて行き、解決へと導かれて行く。

 

「私を変えて下さい」の祈りは、必ず答えられる。苦しい時は、まず祈ろう。主は、御心なら状況を変えられ、御心なら自分を変えて、どんな問題の中でも、平安にされる。祈り続けるよう。

 

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問題が起きて、祈りを続けていると、ある時は状況を変えて下さる。相手が変わったり、閉じられていた門が開いたりする。又、ある時は、状況はそのままだが、自分を変えて下さる。自分を変えて平安にして下さるので、問題が問題で無くなってしまう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係