「 人の心には多くの計画がある。しかし主のはかりごとだけが成る」箴言 19:21

ある人が、習い事をしたくて、自分の予定から、空いている曜日と時間を申し込んだ。高額の入学金と前期分を前納した。楽しみにしていた中、丁度、申し込んでいた仕事が来て、曜日がピッタリ重なり、習い事は取り止めになった。仕事の空きは、まだまだ先だと思っていた。

 

そこですぐに費用の返却を問い合わせたが、規約により、いっさい無しとの事。事を始める前に、祈らなかった事に気づき、自分の思い、肉で始めた事を教えられた。費用は痛かったが、大切な学びを得て感謝した。別の人は、夫婦旅行を計画したが、突然の用が入り、キャンセルになった。その後、再度の計画も又、中止になり、幾つも計画したが、すべてがことごとくキャンセルになった。

 

全く道が開かれず、閉ざされた形だった。しかし楽しみにしていたであろう本人たちは、全く平安だった。信仰人生で、夫婦で心に据えていた事が、自分の願いを通す事ではなく、主の御心が成る事であり、いつもそこを見つめ、基盤を置いていたからであった。又、主の時に、与えて下さると信じる事ができた。

 

私たちも、しばしば計画通りに行かない事態が生じる。しかし、主の計りごとだけが成るのであれば、その事を受け止め、受け入れられるよう祈ろう。そこで真の平安を経験し、新たに主をを知っていける。必ず、主の考えたとおりに事は成り、主の計ったとおりに成就する。そしてその御心に従う時、主の素晴らしい栄光を拝する。

 

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主の御心だけが成る事に、深い平安が与えられる。自分が良かれと思う事は、時に間違っている。御心のままにとの祈りにより、御心でない事は閉じられ、間違いから守られる。御心へと、最善へと導かれることに感謝だ。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係