「あなたがたは、あなたがたの父である悪魔から出た者であって、 あなたがたの父の欲望を成し遂げたいと願っているのです・・また 偽りの父であるからです」ヨハネ8:44

サタンは嘘つきだ。偽りの父であり、私たちを巧くだます。黒を白、白を黒、有るものを無いものに、無いものを有るものに、何でも自由自在だ。真理がない。絶えず嘘で誘惑し、攻撃して来る。間違った動機を正当に、良い動機を間違ったものにと混乱させる。又、9割の真理に、1割の嘘を混ぜて来る。9割がまともなだけに、一見識別しずらい。

 

又、誘惑は自分の欲望にピッタリと合致してやって来るので、自分の思いと一体化しているので、気づかない。自分の思いと違っていたら、わかりやすいが、だまされてしまう。エバが「神のようになり・・」の誘惑が来た時に、自らの強い欲望に合致するため、引っかかってしまったように。酔酒やギャンブル、妬み憎しみのようなストレートな罪ならわかるが、良い事で一見合法的な事で、誘惑して来る。

 

自己実現や、自己啓発、見た目には良いように見え、罪に見えない。しかし、その動機の裏に、自らの栄光が隠れている。見続けているのは、どこまでも自己であり、根は自己愛だ。又、仕事、趣味。好きな事、それらは悪くなく、良いものだが、そこに落とし穴がある。時間が取られ過ぎて、霊的な事柄への時間が無くなり、少しずつ霊的食欲が減退させられて行く。

 

「すべてのことはしてもよい。しかし、すべてのことが有益とはかぎらない」、罪ではないが、有益でもない事で、ダラダラと時間を使ってしまい、後悔が来る。主との交わりの時間が圧迫される。悪魔の誘惑に要注意だ。判断の基準は、それをする事で霊的食欲が増進するだろうか、又、反対に減退するだろうか。見分けて行きたい。

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日々、無意識のうちに多くのものを浪費している。本当に必要なものは何か、忙しい中で謙遜に祈っていよう。自分、自分とすぐにサタンに乗せられてしまう。警戒していよう。祈ろう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係