「平安のうちに私は身を横たえ、すぐ、眠りにつきます。主よ。 あなただけが、私を安らかに住まわせてくださいます。」 詩篇 4:8

ある人が、対人関係で行き違いがあり、相手と何となくギクシャクした関係になっていた。日常生活の中で、忙しい時は忘れているのだが、ふっと思いが来ては暗くなり、心に影を落とす。そこに思いが行くと、心が重く平安が失せた。その部分で平安が無いというは、自分の側にも、主の御心ではない、何か非があったはずだ。

 

祈りに持って行き、あれやこれや祈りつつ考えていた。くせのある相手だと思い、相手が悪いとしか思えなかった。が、気づきが与えられ、自分にも、配慮の足りない、悪い態度があった事に思いが至った。そんな時、聖書を読む中で、「おまえの全きいこいに戻れ」との御言葉が心に迫って来た。主が語って下さっていた。いこいに戻りたい、平安になりたいと切に思った。

 

その夜、そんな思いを主に告げ、祈ることができて、主とよく交われた。祈る中で、相手に謝りたいと思えた。その事も祈って寝た。そして翌朝、出社した時に、何と一番最初にその相手に出会ったのだ。そんな事、今まで一度も無かったのに。祈りの答えだとわかった。主が働いて下さっていると。それでためらわず、相手に、率直に配慮の無かった態度を詫びた。

 

祈りがあったからそうできた。すると驚いた事に、相手も、いえいえ配慮が足りなかったのは、こちらだと、悪かったと謝ってくれた。心がすっきりし、晴れやかになり、主の下さる平安の素晴らしさを今一度経験させられた。

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平安がなくなると祈りへと導かれ、祈りの中で折々に御霊の導きが臨む。何と愛されている事だろう。信仰生活、主の平安に留まれるようにといつも主が守っていてくださる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係