「人の心の高慢は破滅に先立ち、謙遜は栄誉に先立つ。」 箴言 18:12

ダビデは王だった。権力を持ち、自分がトップだ。何をしても、部下は何も言わないし、言えない。権力に逆らうなど、どうなるかわからない。周囲は本音を隠して黙し、ただへつらうばかりだ。自分の一人天下であり、どんなに心地良い事だろう。

 

しかし、これほど危険な場所は無い。簡単に道を踏み外してしまう。ダビデは権力があったがために、バテシバを思いのままに出来た。そして、更に都合の悪いバテシバの夫ウリヤを殺害してしまう。罪の上に罪を、二重の大罪を犯してしまった。トップの位置にいる者は、気をつけなければ、サタンの格好の標的だ。

 

餌食になってしまう。誰も何も言えない、自分の思いのままの状況下ほど危険なものはない。教会の責任を持つ者が、信者になったばかりの者はいけない、高慢になり悪魔の罠に陥り、悪魔と同じ裁きを受けることにならないためと。

 

人生で、何もかもがうまく行っている時も、同様だ。主に頼る事を忘れ、自分でやって行けると高ぶってしまう。成功した時は、非常に要注意だ。感謝とへりくだりを忘れ、慢心してしまう。人間は罪の性質があり、弱いので、よくわきまえていなければ、悪魔の罠に陥ってしまう。

 

又、高ぶりは、対人関係で様々な摩擦と問題を引き起こす。明け明星が天から落ちたのも、高慢の罪だった。悪魔は絶えず働き、高ぶりへと誘惑して来る。よくわきまえ、祈って主に助け求め、拠り頼んでいよう。

 

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高慢は、自分の罪を認めない。又、主のみわざを、自分が横取りする。高慢は、自分を神とし、自分を崇める。明けの明星は、高慢によりサタンとなった。最大の罪である高慢はなかなか気づけない。御霊の気づきを祈ろう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係