「あなたがたの敵である悪魔が、ほえたける獅子のように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。堅く信仰に立って、この悪魔に立ち向かいなさい。」Ⅰペテロ5:8

エステル記の中で、王に重んじられていたハマンに、家来は、皆、ひれ伏した。しかしモルデカイはそうしないので、ハマンは激怒した。それでモルデカイのユダヤ民族を根絶やしにする事を画策した。王に、巧妙に取り入り、ユダヤ民族皆殺しの、王の命令を取り付けた。悪魔が、このハマンを使って、神の計画を阻止しようと働いた。

 

結果、ユダヤ民族殺害の勅令が出された。モルデカイは祈り、王妃エステルに、王にあわれみを求めるよう伝えた。だが、召されないで、王のもとへ行く者は死刑だ。エステルは、この30日間王に召されていない。しかし、この危急の事態に、自分は命をかけるので、民にも断食の祈りを要請した。民で切なる祈りが献げられた。

 

ハマンはモルデカイを殺害すべく、柱まで用意したが、主は祈りに答え、介入された。主は、王を不眠にし、年代記を読むようにしむけ、モルデカイの手柄を見つけさせた。結局、主が、ハマンが裏で仕組んだ邪悪な企みを、明るみに出された。モルデカイ殺害のための柱に、ハマン自らがかる事になった。ブーメランのごとく自分の身に返った。

 

悪魔の企みは、主が光に出された。隠れたものは明らかにされる。神はモルデカイに知恵を与え、なすべき事を示し、民は皆で祈りを献げ、エステルは命を献げ、行動し、悪魔は打ち破られた。私たちにも、悪魔の攻撃は絶えずあるが、まず祈り、主に示された通りに従って行く時、悪魔は打ち破られる。

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小さな世界であっても常に悪魔との戦いがある。状況は最悪に見えても、否定的な思いに陥らないよう主に向かい祈り、何より主の力とご計画を信じよう。示された事に従い悪魔に勝利しよう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係