「すべての良い贈り物、また、すべての完全な賜物は上から来るのであって、光を造られた父から下るのです」ヤコブ1:17 

「だまされないようにしなさい」とあるが、悪魔は偽り者であり、偽りの父だ。悪魔は嘘つきなので、私たちをだます。誘惑する時に、麗しい、良い、素晴らしいものに見せてくる。エバがエデンの園で、誘惑が来て、悪魔の言葉を受け入れて行った時、その禁じられた木は、食べるに良く、目に麗しく、好ましく見えた。

 

悪魔の言葉を受け入れて行くと、素晴らしいものにしか見えなくなった。よくわきまえたい。言葉を受け入れると騙されてしまう。巧妙な惑わしだ。そうなれば、取って食べるのは時間の問題だ。悪魔の目的は私たちを神から引き離す事だ。神から離そうとありとあらゆる手段を用いてくる。

 

誘惑自体は罪ではない。主イエスも誘惑を受けられたが、全く罪は犯されなかった。悪魔の言葉に同意し、受け入れ、行動に移した時に罪になる。私たちの欲望に働きかけて来る。欲に誘惑が来る。欲に引かれ、おびき寄せられて、行為に及んでしまう。あなたの一番欲望の強い箇所に要注意だ。酔酒、ギャンブル、憎しみ、妬み、嘘などはすぐにわかる。

 

しかし仕事、趣味、娯楽、愛する人、自己実現、生きがい・・それらは一見悪くない。むしろ良い事だ。しかし悪魔は巧く誘惑して、それを偶像にしてしまう。その時、罪になる。紛らわしい誘惑が来る。良いもので誘惑が来ていないか。それをすると霊的食欲が減退するか、増進するかで判断できる。減退しているなら誘惑が忍び寄っている。要警戒だ。祈ろう。

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一見、悪くないものには警戒がないので、歯止めがない。頭がいっぱいになり、気づくと主との交わりが遠のき、昨日の感謝も思い出せないことがある。良いものは光のもとである主から来る。覚えていたい。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係