「何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい」ピリピ4:6

思い煩いは、誰しも経験する。まだ起きていない事を、ああでもない、こうでもないと不安と心配にさいなまれる。それは有意義に過ごせる時間を、無駄に捨ててしまう事になる。御言葉は「何も思い煩わないで」、主に「願い事を知っていただきなさい」と言っている。「思い煩うな・祈れ」と。それも「大きな事」は、でなく「あらゆるばあいに」と。例外無くすべての時に、「思い煩うな・祈れ」と。

 

この主の言葉に従うためには、思い煩いを「ストップ」する事が必要だ。煩い続ける事を「止め」なければならない。「止め」て、「祈る」ことだ。これは練習だ。繰り返しそうする事で身について行く。放課後、生徒たちがテニスや卓球の部活で、素振りをしているのを見る。延々同じ動作を繰り返す。バレエも同様だ。基本動作を繰り返し練習する事で、自然に身について行く。

 

「思い煩い」が来ると「祈り」へ。これを繰り返そう。なぜ問題が起きると、つらく苦しくなるのか。それは自分で何とかしようと思うからだ。全重荷が、自分の肩にかかる。だが解決どころか、どうにも出来ないので、恐れと不安に飲み込まれる。又、自分が握り、主に渡さないので、主もどうにも出来ない。主に委ね、明け渡す時に、主が働かれる。

 

状況が変わるかもしれない。又、状況が変わらずとも、忍耐する力を与え、平安を与えて下さる。どちらにせよ、そこに主が働かれる。「思い煩い」が来る度に「祈り」に持って行こう。そうすれば、まず主の平安で、心が守られる。

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ああでもない、こうでもないと自分で考えているだけでは少しも良い方にいかない。いつも経験する。考え込む前に主に知恵も助けも祈り求めよう。必要なのは委ねる訓練ではないだろうか。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係