パウロがアジアで宣教しようとすると、聖霊に止められた。それで
ビテニヤへ行こうとすると、又、止められた。切に祈り続けていた
事だろう。それでトロアスに下った時に「マケドニヤへ渡って来て
私たちを助けて下さい」との幻を見た。この幻を見た時、パウロは
確信した。マケドニヤ行きが導きであり、主が招いておられる!と。
パウロは「確信した」ので「ただちに」マケドニアに向かった。こ
こで学ぶ事ができる。主は環境を用いて、御心でない道を閉じられ
る。もしこの聖霊の阻止が無ければ、パウロは御心に反する方向へ
向かっていた。私たちが願っていた進路が閉ざされた時、落胆し、
落ち込む。しかし、それは主があなたのために、更に良いふさわし
い道を備えていて下さるという事だ。
又、「確信した」とあり、御心を求める中で、祈り続ける時、主は
「確信」を与えて下さる。今、御心だと感じていて、今一歩前進を
ちゅうちょさせるものがあるなら、「確信」を求めよう。「確信す
る」事によって、前に一歩を踏み出すことができる。そして、主か
らの確信が来たなら、「ただちに」行動に移そう。
この時、パウロが「マケドニヤに行こうか、どうしようか、やめよ
うか」とぐずぐずしていたらどうだろう。これはヨーロッパ宣教と
いう画期的な大きな御心であった。もし、今、あなたが御心を確信
していたなら、必要な事は、ぐずぐずせずに「ただちに」実行する
ことだろうか。
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一つ一つの出来事が閉じられたり開かれたりして、一本につながる。
祈っていよう。祈って主からの確信を得たら、ただちに従おう。
主が最善のご計画に導いてくださっている。